日本へ出張するため、東京行きの飛行機に乗った。12時間近い長時間のフライトなので、“到着する頃にはぐったり”という事態を回避するには、過ごし方を工夫する必要がある。機内でのIT活用はどんどん進んでいて、持参したノートパソコンで仕事をしたり、携帯型ゲーム機で遊んだり、携帯型メディアプレイヤー(PMP)で映画や音楽を楽しんだりする人も多く、最近は電子ブックリーダーで読書する乗客も見かけるようになった。そんな中でも機内ならではの楽しみといえば、各座席に装備されているオンデマンド型のAV装置(AVOD)による映画・音楽鑑賞だ。 再生中の曲名やその解説が表示されるAVODは、たまたま聴いて気に入った曲の題名をメモしておき、後日購入したりする楽しみがあり、筆者は重宝している。今回もAVODを操作していると、音楽再生画面に「再生リストへ追加」というボタンがあることに気づいた。気に入った曲を選び、好きな順に並べて再生できるという機能である。ふと横を見ると、隣の席の乗客がiPodで音楽を聴いている。この2つを見た瞬間、「購入する」というボタンがあっても良いのではないかと思った。購入リストに入れた曲を宿泊先や自宅でインターネットに接続した際にダウンロードする形式でも良いし、AVODに直接手持ちのPMPを接続してその場でコピーする手もあるだろう。(ひょっとしたら、酒の酔いが回りやすい機内では、いい気分になって衝動買いが進むかもしれない。 そんなこんなで10時間以上が過ぎ、成田到着が近づくと、画面に入国手続きの方法や東京方面への交通手段の案内映像などが流れ始めた。これもAVODのメニューの1つとして常時視聴できるようになっていれば便利なのではないか。さらに、外国人訪問者向けに、日本の観光案内もAVODの番組に加えてはどうだろう?国が「総合案内」番組を提供するだけでなく、全国の観光地による紹介・誘致映像が登録されていれば、ちょっとしたライブラリになりそうだ。さらに、これらの番組を手持ちのPMPにコピーできるようにすれば、外国人用入国審査の長蛇の列で待つ間に、交通手段の検討をしたり観光計画を練ったりできるようになり、日本への第一印象向上に役立つかもしれない。
NTT DATA AgileNet (岡田)