遠隔地にあるテレビで受信した番組を、インターネットを通じて別の場所で視聴できるようにする製品が登場している。出張・旅行・海外駐在中などでも留守宅のある地域で放送されている番組を観ることができるため、なかなかの人気のようだ。 ところが先日、テレビを(普通に自宅で)見ていたら、離れたところから見ることができて便利なのはテレビだけではないことを知った。あるドキュメンタリー番組に登場したアメリカのアマチュア天文家たちは、都会の光害や電気的雑音から逃れて天文観測するために、メキシコの人里離れた高原に望遠鏡を置き、それを遠隔操作して星々を見ていた。乗用車が1台収まるほどの大きさの小型ドームを設置し、そこに電気とインターネットを引いて望遠鏡をオンライン化した上で、都会にある自宅やネットカフェから観測するのである。ハッブル望遠鏡のように宇宙空間に置くのは無理でも、インターネットの力を借りて、個人の財布でも手が届く範囲で理想的な観測環境に望遠鏡を置いているというわけだ。 子供の頃から宇宙好きな筆者は、自分も望遠鏡を設置してみたくなってしまった。どうせなら、天文台の敷地の片隅に置かせてもらえると安心・便利な気がする。天文台が「場所貸し」サービスを始めれば、アマチュア天文家との間でWin-Winの関係になれるかもしれない。
NTT DATA AgileNet (岡田)