「キキ」という名の少女が主役の映画を観た。宮崎駿監督の「魔女の宅急便」である。親父ギャグが好きな(?)筆者が、「キキの苗字は“電子”かな(つまり、フルネームは“電子機器”)」とつぶやいたところ、家族に「それを言うなら、キキが苗字で名前が“管理”(つまり“危機管理”)でしょう」と切り返されてしまった。
こんなやり取りがあったのは、北朝鮮からのミサイル発射の可能性が取りざたされ始めた頃のこと。飛来するミサイルを始末してくれる小さな魔女が現れるまでは、自分たちでしっかり対策を講じなければならない。
ミサイル危機とは比べるべくもない話だが、先日ワシントンDC周辺に集中豪雨があった際、日本から安否確認の連絡があった。電車が止まった・家屋が浸水したというニュースが日本で流れたらしく、それに反応したようだが、実際には社員の住む地域や職場の周辺では普段の大雨と大差なかったので、連絡が来て逆に驚いてしまった。というのも、2004年11月、当社の社員が通勤に利用する地下鉄路線で列車同士が衝突し、車両が別の車両に乗り上げて大破するという大事故があったのだが、その際には安否確認はなかったからだ。災害対応における危機管理では情報共有が鍵となるが、同じ組織であっても現場と本部でこのような感覚のずれが生じてしまうのだから、組織をまたいだ情報共有がさらに難しいことは言うまでもない。
危機管理は筆者にとって大きなテーマのひとつだが、最近は特に詳しく調査している。この秋にはNTTデータとして書籍も出版する予定なので、是非期待していただきたい(といいつつ、今のところ最大の“危機”は原稿の遅れなのだが・・・)。
NTT DATA AgileNet (岡田)